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画面の操作を行って表示したい対象案件が複数あるようなケースで、処理を繰り返すスクリプトの書き方を説明します。

(1)案件番号をリストにもつ
リスト ANKEN に案件番号を定義しておいて、for 文でリストの順番に読み出す例です。
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print の代わりにclick()やpaste()といったSikuliのコマンドを使えば、操作の繰り返しができます。
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(2)案件番号をテキストファイルにもつ
上の例では、スクリプトコードの中でリストを定義しているので、案件番号を変更したいときにスクリプトコードを変更しなければならなくなります。案件番号を外部のテキストファイルにもっておくことにすれば、もっと汎用的なスクリプトにすることができます。案件番号を外部のテキストファイル「anken.txt」にもっておいて、ファイルから読み込んでリスト「anken」に追加するやり方に書き換えてみます。
繰り返し-4
繰り返し-3
同じテキストを、CSVライブラリを使って読むこともできます。
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リストを作ってfor 文を使うと、簡単に繰り返しの処理を行うことができる、ということが理解できたと思います。データを外部に持つ方法は、テキストファイルだけでなく、EXCELファイルやデータベースにすることも可能です。このブログのTips「EXCELファイルの読み方」や「データベースへのアクセス方法」を参考にしてください。

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