C#版のSelenium WebDriverをPowerShellから使えるようにしたPowerShellモジュール「selenium-powershell」を利用して、Web画面の操作を自動化する方法を紹介します。操作対象画面は、当ブログの「Webページ項目要素サンプル」ページです。
powershell-selenium

■画面イメージ(左)とChromeブラウザでのHTML検証表示(右)
seleniumコンボボックス

■スクリプト例1
色選択のコンボボックスをNameを指定して検索し、選択肢の値を入力する例です。
#「Webページ項目要素サンプル」ページを開く。
$d=Start-SeChrome -StartURL https://masuo.doorblog.jp/archives/51849723.html

#色選択のコンボボックスをNameを指定して検索する。
$e=$d.FindElementByName('color')
#項目要素が存在した場合に、「緑」を含む選択肢を入力する。
if( $e ){
    SeSelection -Element $e -ByPartialText "緑"
}

#WebDriverを停止・廃棄する。
$d.Dispose()


PartialTextの代わりにValueやIndexを指定する方法も可能です。
#Valueを指定して「緑」を入力する。
SeSelection -Element $e -ByValue "G"
#Indexを指定して「緑」を入力する。
SeSelection -Element $e -ByIndex 7
■スクリプト例2
色選択コンボボックスの選択肢をXPathを指定して全て検索する例です。
(メソッド「FindElementsByXPath」の「s」に注意)
#「Webページ項目要素サンプル」ページを開く。
$d=Start-SeChrome -StartURL https://masuo.doorblog.jp/archives/51849723.html

#色選択コンボボックスの選択肢をXPathを指定して全て検索する。
$es=$d.FindElementsByXPath('//*/select/option')
foreach( $e in $es ){
    #属性値[value]を出力する。
    $e.GetAttribute('value')
    #属性値[text]を出力する。
    $e.GetAttribute('text')
}

#WebDriverを停止・廃棄する。
$d.Dispose()