DX Suiteは、帳票の仕分け・文字認識を行うAI OCR製品のひとつです。
Web画面を操作して処理を実行するだけでなく、Web APIを使って処理を実行することができます。
ここでは、Automation Anywhere REST WEBサービス機能を使ってDX Suiteに仕分け結果を問い合わせする処理の例を紹介します。
【補足】
DX Suiteで処理を実行するときの手順としては、①読取対象のファイルをDX Suiteのソーターに送信、②仕分け実行要求、③仕分け結果問い合わせ、④仕分け済みファイルをOCRに転送、⑤OCR実行要求、⑥OCR結果問い合わせ、⑦CSVファイルダウンロード、といった順に操作を行う必要があります。
このページでは、この中の③の手順について紹介しています。

■「仕分け結果問い合わせ」で必要となる情報
(1)URL
URLは以下の形式になっています。
https://(アカウントのドメイン)/Sorter/api/v1/status

(2)カスタムヘッダー
カスタムヘッダーとして「X-ConsoleWeb-ApiKey」を指定します。

(3)パラメーター
リクエストのパラメーターとして「sortingUnitId」をエンコードタイプ「form-urlencoded」で指定します。

(4)レスポンス
仕分け結果を問い合わせたときのレスポンスは、レスポンス本文にJSON形式で以下の構成の結果が返ってきます。(3枚の帳票をアップロードして、仕分けが成功したときの例です。)
DXSuite-1
■アクション概要
DXSuite-2

■アクション詳細
1行目
POSTメソッドを使って、仕分け結果を問い合わせるリクエストを発行しています。POSTメソッドのどの項目にどの値を設定するのかが、一番悩ましかったのですが、ここに示した内容でうまくいきました。
レスポンスは、文字列変数「response」に取り込むようにしています。キーとして「Body」を指定するのがミソです。
DXSuite-3
3行目から7行目まで
仕分け結果問い合わせのレスポンスのうち、JSONのリストになっていない項目については、「Json: Get node value」アクションで値を取得しています。

9行目から16行目まで

JSONのリストになっている部分は、まず「Json: Get node list」アクションでリスト変数に格納し、リスト変数のループの中で「Json: Get node value」アクション値を取得しています