C#版のSelenium WebDriverをPowerShellから使えるようにしたPowerShellモジュール「selenium-powershell」を利用して、Web画面の操作を自動化する方法を紹介します。操作対象画面は、当ブログの「Webページ項目要素サンプル」ページです。
powershell-selenium

■概要
Chrome WebDriverを使って、Webページの全体をスクリーンショットを取得する例です。
ブラウザを表示すると、スクリーンサイズでしかスクリーンショットを撮ることができないので、ヘッドレス(非表示)で開いて、ウィンドウサイズをページサイズに設定してからスクリーンショットを取得します。

■スクリプト例
#「Webページ項目要素サンプル」ページを非表示で開く。
$d=Start-SeChrome -Arguments "--headless" -StartURL https://masuo.doorblog.jp/archives/51849723.html

#[商品コード]を入力する。
$e=$d.FindElementById("prdcode")
$e.SendKeys("A12345")

#Webサイトのページサイズを取得する。
$w = $d.ExecuteScript("return document.body.scrollWidth;")
$h = $d.executescript("return document.body.scrollHeight;")

#ウィンドウサイズをページサイズに設定する。
$d.Manage().Window.Size = [System.Drawing.Size]::new($w, $h)

#スクリーンショット(Base64エンコードした文字列)を取得する。
$s = $d.GetScreenshot()

#Base64デコードして画像にして保存する。
$decode = [Convert]::FromBase64String($s)
[System.IO.File]::WriteAllBytes("C:\work\スクリーンショット\100.png", $decode)

#WebDriverを停止・廃棄する。
$d.Dispose()